ArmBox 導入事例インタビュー 株式会社ムラサキスポーツ様

直感操作で分析時間は1/5に。自社競合の壁を越え、“ここには出せない”  “ここなら勝てる” に変えた「根拠ある攻め」の商圏分析ツール。

ムラサキスポーツの店舗写真
ロゴ 自由な家族葬 千の風

株式会社ムラサキスポーツ

全国に約150店舗のネットワークを持ち、サーフィン、スノーボード、スケートボードなどのアクションスポーツ用品を中心に、アパレルやシューズなどを展開。「RIDE LIFE」をテーマに、スポーツを通じて得られる感動や楽しさを提案し、日本のアクションスポーツカルチャーを牽引し続けている。

お客様プロフィール

株式会社ムラサキスポーツ
店舗開発グループ
ゼネラルマネージャー
水上 善之 様

人物写真

Question 01 まず、貴社の店舗開発におけるミッションについてお聞かせください。

私たちは、単に商品を販売するだけでなく、アクションスポーツのカルチャーそのものを提案しています。店舗開発グループの役割は、そうしたカルチャーを育てていける場所を見極め、お客様との接点を創出することです。

当社の特徴として、社内にデータ分析の専任担当がいるわけではありません。私たち店舗開発部が、出店分析から企画・立案、デベロッパー様との交渉、さらには既存店の交渉まで、すべてを一貫して行っています。そのため、「分析業務だけに多くの時間を割くことができない」というのが、長年の実情でした。

Question 02 ArmBox導入前は、どのような課題を抱えていらっしゃったのでしょうか?

以前も出退店の判断材料としてGIS(地図情報システム)ツールを使用していました。しかし、以前のツールは非常に高機能ではあったのですが、私たちにとってはオーバースペックであり、操作が複雑でした。

恥ずかしながら、毎回マニュアルを見ながら操作するような状態で……。データ処理そのものにも時間がかかり、必要な情報一つ出すのにも苦労していました。また、会議などでデータを共有する際も、画面が専門的すぎて視覚的に伝わりづらく、口頭で細かく説明を補足する必要があったんです。

Question 03 数あるツールの中で、ArmBoxを選ばれた「決め手」は何でしたか?

一番の決め手は、やはり「時間短縮」です。ArmBoxは動きが非常になめらかで速いんです。機能もシンプルに整理されていて、「マニュアルいらず」で使える。また、普段から見慣れているGoogleMAPがベースになっているので、見た目の面でも抵抗なく入れました。

ArmBoxの画面

正直なところ、「これなら私でも、すぐにすべて覚えられる」と直感しました。欲しい情報にたどり着くまでの操作が最短で行えるため、導入後はデータ分析にかかる時間を「5分の1」ほどに短縮できました。これは私たちのように多忙な部署にとって、非常に大きな効果です。

Question 04 現在、具体的にどのようなシーンで活用されていますか?

新規出店エリアの検索や、出店余地の発掘、自社競合(カニバリゼーション)の検証などに幅広く活用しています。

具体的なプロセスとしては、まず社内基準に基づいた商圏範囲を設定し、そこから既存店の商圏を除いた「出店余地エリア」を抽出します。そこからさらにピンポイントな立地検索を行い、候補を絞り込んで商談へ進む、という流れです。デベロッパー様から物件のご提案をいただいた際の検証にも欠かせません。

Question 05 「人流データ」や「自社会員データ」はどのように役立っていますか?

非常に役立っています。特に「既存顧客の分布」と「人流データ」をどちらも見られることで、「人はたくさん集まっているのに、まだ当社のお客様を取り切れていないエリア」を可視化できます。そうしたエリアに対して、重点的に販促活動を行うといった「攻め」の活用も行っています。

人物写真
ArmBoxの画面

また、具体的なエピソードとして、ある新店の出店判断があります。当初、その候補地は「既存店と商圏が被り、自社競合(カニバリ)が起きるのではないか」と懸念していた場所でした。しかし、ArmBoxで人流データを丁寧に分析したところ、「人の流れが既存店とは異なっており、自社競合の影響は軽微である」ということが分かったのです。

これまでであれば出店を諦めていたのですが、ArmBoxを用いることで根拠を持って出店を決断することができました。実際にオープンしましたが、既存店への影響は全く見られず、「攻めの開発」が成功した事例となりました。

Question 06 今後、社内でどのように活用を広げていきたいとお考えですか?

今後は、本部だけでなく全国のエリアマネージャーたちにもIDを付与し、活用を広げていく予定です。

ArmBoxはデータが視覚的に分かりやすく表現されるので、経験の浅い若いエリアマネージャーなどにも直感的に伝えやすいのが強みです。彼らが自ら担当エリアの顧客分布や人流データを見て、「ここが取り切れていない」といった気付きを得たり、似た商圏を持つ他店舗と比較分析を行ったりすることで、店舗運営の精度をさらに高めていってほしいと期待しています。

Question 07 今後、ArmBoxやゼンリングループに対して期待されることはありますか?

そうですね、機能面でのリクエストになりますが……自社の売上データなどを入れると、次の出店候補地を選んだ際に、自動的に「売上予測」が出てくるような機能があれば、もうパーフェクトですね!ぜひ期待しています。

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Question 05 最後に、導入を検討されている企業様へメッセージをお願いします。

費用対効果で言えば、決して「安い」金額ではないかもしれません。ですが、私たちにとって、すでに業務上「必要不可欠なソフト」になっています。

特に、私たちのように「店舗開発担当者が、分析から交渉までを一元的に行う」という企業様には、心からお勧めできます。操作を覚える負担が少なく、業務効率が劇的に上がる。多忙な現場の方こそ、このメリットを実感できるはずです。

本日は貴重なお話をありがとうございました。

この事例で使用したサービス

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